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汚泥の基礎知識・リサイクル

汚泥は、基本的には工場からの排水処理時に発生します。2017年度の環境省の調べによると、汚泥の排出量は、年間で約1億7,069万トンほど。産業廃棄物の中でも最も量が多く、全体の44.5%を占めているのです。

ここでは、汚泥の種類や特徴、主な処分方法、脱水方法、活用事例など、まとめて紹介しています。

汚泥の種類と特徴

汚泥とは、排水の処理過程で発生する泥状の産業廃棄物の一種のことを言います。大きく分けて、次の2種類があります。

有機性汚泥

発生場所 下水処理場、食品工場、紙・パルプ工場など
種類 活性汚泥法による処理後の汚泥・パルプ廃液から生じる汚泥
動植物性原料の廃水処理後に生じる汚泥・ビルピット汚でい(し尿を含まない) など

無機性汚泥

発生場所 土木工事現場、浄水場、金属メッキ工場など
種類 赤泥・けい藻土かす・けい藻土かす・浄水場の沈殿池から生じる汚泥 など

日本における汚泥処理の現状は…?

汚泥の処理方法は、ほかの産業廃棄物と同様、「発生抑制」「再使用(Reuse)」「再生利用(Recycle)」「熱回収」「適正処分」の順で処理することが求められていますが、実際は、このような状況と言われています。(平成16年度に発生した産業廃棄物)

1.濃縮・脱水・焼却などにより減容化(汚泥全体の85%)
2.再利用(汚泥全体の10%)
3.埋め立て処分(汚泥全体の5%)

1990年以前は、汚泥の約9割が埋め立てされていたため、状況はだいぶ改善しましたが、再利用(再資源化)に関しては、動物のふん尿が9割以上リサイクルされているのに対して、汚泥は7割程度と、まだまだ高い水準には達していないのが現状です。自然環境を守るためにも、汚泥の正しい処分方法を知って、再資源化を心がけましょう。

参照元:国立研究開発法人 国立環境研究所(https://tenbou.nies.go.jp/science/description/detail.php?id=75)

汚泥のリサイクルの基礎知識

汚泥の処分方法とは?

汚泥の処分・リサイクル方法は、その性質や含有物によって変わります。堆肥化、メタン発酵、セメント原料化・燃料化、焼却、造粒固化、油水分離、溶融。代表的な8つの方法を見ていきましょう。

含水率が高い汚泥の脱水処理方法には何がある?

産業廃棄物の中でも水を多く含む汚泥は、脱水機を使って量を減らすのが基本です。加圧脱水、真空脱水、遠心脱水のそれぞれの特徴や、人気メーカーの汚泥脱水機をまとめました。

下水汚泥の現状と有効活用を紹介

下水道普及率の増加に伴い、日本では、下水汚泥の発生量が増加傾向にあります。下水汚泥のリサイクルの現状や、各自治体が取り組む再資源化事例をご紹介します。

堆肥化の
発酵⽅式は3タイプ

堆肥化を行う方法は、撹拌に機械を使う方法(密閉・開放)、堆肥舎で堆積する方法の2種類、3タイプ。
どの方法が適しているかは、何を重視するかで異なります。

狭い土地でもOK
手軽さ・におい対策を
重視するなら
密閉型攪拌⽅式
(コンポ)
密閉型攪拌⽅式(コンポ)

断熱密閉された円形の発酵槽を使用し、全自動で撹拌作業を行い、堆肥化させる方式

発酵⽇数
(⼀次処理)
10⽇〜16⽇
施設
必要⾯積
⼩規模
臭気
対策
◎ 容易
適⽤
畜種
養豚・養鶏
(酪農)
初期投資
費⽤
中規模の⼟地があり
メンテナンスの容易差
重視するなら
開放式
(ロータリー・スクープ攪拌)
開放式(ロータリー・スクープ攪拌)

材料を定期的に機械で撹拌し、少しずつ移動させながら堆肥化させる方式

発酵⽇数
(⼀次処理)
30⽇〜60⽇
施設
必要⾯積
中規模
臭気
対策
△ 難しい
適⽤
畜種
養豚・養鶏
(酪農・肥育牛)
初期投資
費⽤
⼟地が広く、
初期コストの安さ
重視するなら
堆積式
(堆肥舎)
堆積式(堆肥舎)

ショベルローターなどを運転して切り返しを行い、長時間の堆積で堆肥化する方法

発酵⽇数
(⼀次処理)
30⽇〜90⽇
施設
必要⾯積
大規模
臭気
対策
△ 難しい
適⽤
畜種
酪農・肥育牛
(養豚)
初期投資
費⽤
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