ミライエが用意している堆肥プラントは、用途別に12種類あります。さらに、お客様の状況に応じた適切な堆肥プラントを提案しています。その特徴などをまとめてみました。
堆肥化プラントは用途別に12種類あります。用途別には、汚泥用、生ごみ用、廃菌床用、木くず用、畜舎用、ゴルフ場刈り芝用、アオコ用とあります。
汚泥用では、独自の通気方法により短期間での発酵を可能にした高速発酵プラントや、汚泥の仕込作業を自動化した低ランニングコスト型プラントがあります。生ごみ用では、寒冷地にも対応した悪臭ゼロ堆肥化プラントなど、廃棄物や土地、環境、コストなどに合わせたラインナップとなっています。
畜舎用の堆肥化プラントでは豚と馬用とあります。豚畜舎では高含水糞向けの乾燥プラントと、オガコ豚舎向けの戻し堆肥生産パッケージの2種類です。
豚糞用の乾燥プラントでは、ロータリー槽によるエンドレス処理でスラリーを乾燥・減容しています。冬でも高い発酵温度を維持できる安定性があります。また、オガコ豚舎向けでは、複数の通気方式を組み合わせて、低コストでの戻し堆肥を生産できるようにパッケージ化されています。既存の堆肥舎にも導入可能で、年間を通して安定した処理ができますので、冬期の発酵温度に課題がある堆肥舎にはおすすめです。
馬用の堆肥舎では、ウッドチップ敷料を混合して馬糞を堆肥化します。切り返しが不要で労力がかからず、悪臭も低減しています。小規模施設であれば、フレコンバッグやコンテナを用いたパッケージもあります。
処理後の堆肥は粉状ですが、袋詰めやペレット化を可能にする機器もあります。堆肥の粘性や含水率、堆肥の生産量、作業時間の設定など、さまざまなケースに対応した機種を用意しています。
ペレットにするペレタイザーには、堆肥の粒度・粘性・含水率、生産量、作業時間など、状況に応じた機種を用意しています。
納入後は不具合で業務に支障がでないように、専門スタッフが定期的に訪問してチェックしています。メンテナンスに法令に定める校正、設備の作動確認、クリーニング、消耗部品の補充・交換で、安心・安全に使える状態を保ちます。
利用者のほとんどが、10年以上にわたってメンテナンスを受けており、目立ったトラブルもなく順調に稼働しています。
堆肥化を行う方法は、大きく分けて3タイプ。どの発酵方式が適しているかは、何を重視するかで異なります。当サイトでは、各方式の特徴とそれぞれのおすすめメーカーを紹介しているので、ぜひ参考にご覧ください。
堆肥化プラントをはじめ、関連設備も多く取り扱っています。高濃度の悪臭を大幅削減する「生物脱臭システム」、堆肥原料を均一に酸素供給する「イージージェット(高圧通気システム)」、堆肥化施設の冬季対策を温風でサポートする「ヒータレス温風機」、堆肥の混合作業を自動化する「処理物混合装置(Cモード)」など、堆肥化に資するさまざまな設備を提供できるのが強みです。
ありがたい事ですが、堆肥を作っても売れないというセンターが多い中で、当センターは需要に対し供給が追い付くのがやっと、という状況です。一番の要因は、堆肥の品質の良さだと思います。
お使いになった方が口コミで広げて下さっていることからそう感じますし、販売所で県外のお客様から「良かったからまた買いに来たよ。」とのお声を頂く事も有ります。
環境系のメーカーさんで、コンサルもしているようです。
産廃について知人が困っていたので聞いてみるとスタッフの皆さんとても親切でした。
おがくず脱臭から多孔質ガラス脱臭に変えた瞬間に、臭いが変わったのがすぐにわかりました。約2,000ppmあった臭気が常時200ppmまで下がったので、「ああ、これは本当にすごいものだな」と感じました。脱臭効果については過剰評価と思われるかもしれませんが、100点満点です。
イージージェットはシステム的にも大きなトラブルも無く、ノズルの交換程度のメンテナンスで済んでいます。何か不具合等が発生した時も、担当の方が何度でもすぐに現場に来て対処してくれるので、とても安心して使っています。
※2024年1月調査
外気温がどんなに低い日でも、イージージェットでスムーズに温度が上がるので、真冬でも滞ることなく確実に28日間で堆肥になります。また、混合が上手くいっているので重機作業も少なく、少ない人数で処理できています。
ヒーターレスのランニングコスト、耐用年数などはまだまだ未知数なので不安なところもあるが、それは今後のミライエさんの対応に期待したい。ヒーターレスは堆肥を元々のあるべき状態に戻すという畜産の隙間に入った他にはない商品だから面白いと思う
※2024年5月調査
馬糞と牛糞をうまく組み合わせて良質な堆肥生産を行っているセンター。シンプルな機器構成と使いやすいレイアウトにして、10年経過後も能力に変化はありません。冬にはマイナス10℃になる条件下でも、年間を通じて安定した出荷量を誇っています。
畜産業が盛んな地域で、大量の家畜糞が上手く堆肥化できずに野ざらしになっており、水質汚染と土壌汚染が地域問題化していました。そこで堆肥化プラントを建設。同時に多孔質ガラス脱臭システムも導入し、臭い問題も解消しながら年間4,000tの処理を実現しました。
製糖工場から排出される汚泥をマイナス30℃の環境でも効率よく堆肥化して、地域にリサイクルできるようにした事例です。重機による仕込作業ではなく、Cモードとイージージェットを導入。ランニングコストを10分の1に抑えています。
※2023年9月調査
豚糞を縦型発酵装置で堆肥化し、発酵装置から排出される悪臭を木質チップによる生物脱臭槽で処理していましたが悪臭が課題でした。脱臭層はそのまま、木質チップを多孔質ガラス脱臭に入れ替え、除去率が納入前の18%台から98%台へ大幅に改善しました。
砂糖の生成の際に排出される汚泥のリサイクルや燃料コスト、重油価格、処理量などに課題があり、新施設建設にあたってCモードとイージージェットを導入。真冬でも安定した堆肥化が可能になりました。また、ランニングコストの削減も実現しています。
マイナス10~20℃の冬でも高温発酵し、悪臭が出ない堆肥化施設にするため、イージージェットと堆肥化プラント、Cモードを導入。臭気測定結果は発酵槽直上でアンモニアがわずかに検出された他は、検知されていません。冬期でも70℃以上の発酵温度を維持し、1年を通じて安定した運転が実現しています。
※2024年1月調査
新設の堆肥者にイージージェットを導入。温風器に堆積し、そこからイージージェット槽に移動させ、そのまま静置するだけで堆肥化が完了するため人員を増やすことなく生産量アップが実現しました。
堆肥化システムを導入し、豚糞、食品ごみを約1か月で堆肥化。年間4,000tの処理が可能となり、堆肥を販売することで循環型農業を実現しています。また、臭気対策としてミライエ生物脱臭システムも導入することで、悪臭・公害を未然に防いでいます。
牛糞を副資材として利用し、氷点下でも高温発酵が持続できる施設の事例です。出来上がり堆肥の水分はやや多いものの、臭気のない良質の堆肥となっています。高圧通期システムを採用することにより、外気温がマイナスでも高温発酵を可能としています。
※2024年5月調査
堆肥化を行う方法は、撹拌に機械を使う方法(密閉・開放)、堆肥舎で堆積する方法の2種類、3タイプ。
どの方法が適しているかは、何を重視するかで異なります。
断熱密閉された円形の発酵槽を使用し、全自動で撹拌作業を行い、堆肥化させる方式
発酵⽇数 (⼀次処理) |
10⽇〜16⽇ |
---|---|
施設 必要⾯積 |
⼩規模 |
臭気 対策 |
◎ 容易 |
適⽤ 畜種 |
養豚・養鶏 (酪農) |
初期投資 費⽤ |
⼤ |
材料を定期的に機械で撹拌し、少しずつ移動させながら堆肥化させる方式
発酵⽇数 (⼀次処理) |
30⽇〜60⽇ |
---|---|
施設 必要⾯積 |
中規模 |
臭気 対策 |
△ 難しい |
適⽤ 畜種 |
養豚・養鶏 (酪農・肥育牛) |
初期投資 費⽤ |
⼤ |
ショベルローターなどを運転して切り返しを行い、長時間の堆積で堆肥化する方法
発酵⽇数 (⼀次処理) |
30⽇〜90⽇ |
---|---|
施設 必要⾯積 |
大規模 |
臭気 対策 |
△ 難しい |
適⽤ 畜種 |
酪農・肥育牛 (養豚) |
初期投資 費⽤ |
少 |
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