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糞尿リサイクルへの堆肥プラント導入事例

畜産を行う上で糞尿に関する事柄は大きな問題となりがちです。重機などを用いた堆肥化には限界が見られる場合も多いのが現状で、再資源化への取り組みには課題が残されています。
では、こうした問題に、ほかの畜産家はどのような対応をしているのでしょう。実際に堆肥プラントを導入した施設の事例を紹介しますので、具体的にはどのように対処すれば良いのか、何を導入すべきかなど参考にしてみてください。

各社の堆肥プラント導入事例

事例:株式会社 高島循環農業センター(株式会社アクティブワークス)

株式会社アクティブワークスが提供しているオリジナルブランドの密閉式発酵槽は、製作だけでなく、設置や販売も同時に行われている堆肥熟成浴槽プラント。特に上質の堆肥が欠かせない無農薬農法において重宝するシステムとなっています。

株式会社 高島循環農業センター(株式会社アクティブワークス)の事例

引用元: 株式会社アクティブワークス公式サイト(http://www.active-works.net/plant.html)

【処理フロー】
プロセスは至って簡単で、野菜の残渣、鶏糞や牛糞などを密閉式発酵槽へと投入するだけ。約1週間後に撹拌。さらに10日から14日間で堆肥を作り上げることができます。現在は滋賀県高島市にて新規事業として誕生した高島循環農業センターにも用いられています。

参照元: 株式会社アクティブワークス公式サイト(http://www.active-works.net/plant.html)

事例:有限会社ケーアイ牧場(株式会社コーンズ・エージー クイックコンポスター BCシリーズ EYS)

消化液の水分を絞り、何度か切り返して戻し堆肥にする方法は手間がかかる上、施設や保管場所も必要になってしまいます。そこで、EYSのテスト稼動を見学。EYSのコンポスターで出来上がった堆肥は切り替えしも不要で、水分量も少なかったことから導入を決定。

有限会社ケーアイ牧場(株式会社コーンズ・エージー クイックコンポスター BCシリーズ EYS)の事例

引用元: 株式会社コーンズ・エージー公式サイト(https://www.cornesag.com/voice/processing/composter/001293.html)

【処理フロー】
牧場では、子牛以外の牛、約700頭分の糞尿をバイオガスプラントに投入し嫌気性発酵させています。こうして出来上がった消化液をEYSコンテナの2階にあるセパレーターで固液分離。これを1階に設置されたドラムに入れ、1日かけて好気性発酵を実施。発酵が完了した糞尿がコンベヤから排出されていきます。

参照元: 株式会社コーンズ・エージー公式サイト(https://www.cornesag.com/voice/processing/composter/001293.html)

事例:愛知県知多郡東浦町N牧場(有限会社 富田工業 T-レボリューション)

ロータリー式発酵促進機「T-レボリューション」を導入する前までは、乾燥ハウスで1日の半分の量の牛糞を処理していました。残り半分は畑に野積み。そのため近隣で暮らす人からのクレームもあって、発酵施設を導入することに。T-レボリューションをすでに導入している農家を見学してから正式に決定されました。

愛知県知多郡東浦町N牧場(有限会社 富田工業 T-レボリューション)の事例

引用元:有限会社 富田工業公式サイト(http://www.ecodairy.com/case/)

【処理フロー】
T-レボリューションの導入後は、牛糞の100%を乾燥ハウスでの水分調整において75%程度まで落とし、それを1週間に1度の頻度でまとめて発酵施設へ。野積みしていた牛糞も、9か月の間に3分の1ほどまで減少させることに成功しています。

参照元:有限会社 富田工業公式サイト(http://www.ecodairy.com/case/)

事例:家畜糞用 中-大規模 高速発酵プラント(ミライエ)

水分を多く含む家畜の糞尿は、重機を使っても切り返しによって混合するのが難しいと言われています。そのため燃料費や作業時間が大幅にかかってしまう場合も。ミライエの堆肥化プラントを導入することで、前処理や後処理を含め、糞尿の堆肥化に対し費用と手間を省けます。

家畜糞用 中-大規模 高速発酵プラント(ミライエ)の事例

引用元:ミライエ公式サイト(https://miraie-corp.com/archives/748)

【処理フロー】
ミライエが提供する堆肥化プラントは、重機による切り返しが不要な新たな施設。埋設型堆肥発酵装置のイージージェットや、高分子の汚泥も混合することができる「処理物混合装置Cモード」を搭載し、電力を抑えつつ生産性を高められるのが特徴です。

参照:ミライエ公式サイト(https://miraie-corp.com/archives/748)

事例:地域家畜糞の堆肥化施設 B社(ミライエ)

こちらの地域では大半の農家が家畜を飼育しています。そんな畜産業が盛んな地域でミライエの堆肥化プラント導入が検討されたのは、大量の家畜糞はきちんと堆肥化することができず、野ざらしになっていたため。水質汚染・土壌汚染の懸念があったからでした。

美土里館の事例

引用元:ミライエ公式サイト(https://miraie-corp.com/archives/752)

【処理フロー】
地域の問題に尽力したのは、全国規模で肥料を販売しているB社でした。さまざまな問題を抱えていた地区の家畜糞を1つの場所にまとめた上で、堆肥化施設の建設したのです。そこにミライエの堆肥化プラントを導入。生産された堆肥は、完熟堆肥として販売されることになりました。

参照元:ミライエ公式サイト(https://miraie-corp.com/archives/752)

事例:鹿追町環境保全センター(バイオマスリサーチ株式会社 バイオガスプラント)

北海道鹿追町では、農業や畜産業の大規模化が顕著になってきています。しかしながら、これに伴い家畜の糞尿が市街地周辺の問題に。そこで、問題を改善すべく、バイオマスリサーチ株式会社によるバイオガス事業が開始されました。

鹿追町環境保全センター(	
バイオマスリサーチ株式会社 バイオガスプラント)の事例

引用元:バイオマスリサーチ株式会社公式サイト(https://biomass-research.net/pg48.html)

【処理フロー】
家畜糞の処理頭数は、11戸の酪農家の牛を合計した1,320頭分。現在、その鹿追町の酪農家により施設は運営されており、余剰熱を再利用したマンゴーの栽培やチョウザメの養殖、さらには発電などの取り組みも実施されており、全国から視察に訪れる人が年間1,000名を超えることとなりました。

参照元バイオマスリサーチ株式会社公式サイト(https://biomass-research.net/pg48.html)

まとめ

家畜の糞尿による問題は2つの側面を抱えています。
まず1つが畜産業への負担。糞尿を処理をするためには重機を用いてもかなりの手間と費用がかかることになります。
2つ目が、処理しきれなかった家畜糞の臭気が近隣にまで匂う問題です。
これらの2つを一気に解決できる堆肥プラントは、畜産業の未来においても欠かせないものではないでしょうか。

堆肥化の
発酵⽅式は3タイプ

堆肥化を行う方法は、撹拌に機械を使う方法(密閉・開放)、堆肥舎で堆積する方法の2種類、3タイプ。
どの方法が適しているかは、何を重視するかで異なります。

狭い土地でもOK
手軽さ・におい対策を
重視するなら
密閉型攪拌⽅式
(コンポ)
密閉型攪拌⽅式(コンポ)

断熱密閉された円形の発酵槽を使用し、全自動で撹拌作業を行い、堆肥化させる方式

発酵⽇数
(⼀次処理)
10⽇〜16⽇
施設
必要⾯積
⼩規模
臭気
対策
◎ 容易
適⽤
畜種
養豚・養鶏
(酪農)
初期投資
費⽤
中規模の⼟地があり
メンテナンスの容易差
重視するなら
開放式
(ロータリー・スクープ攪拌)
開放式(ロータリー・スクープ攪拌)

材料を定期的に機械で撹拌し、少しずつ移動させながら堆肥化させる方式

発酵⽇数
(⼀次処理)
30⽇〜60⽇
施設
必要⾯積
中規模
臭気
対策
△ 難しい
適⽤
畜種
養豚・養鶏
(酪農・肥育牛)
初期投資
費⽤
⼟地が広く、
初期コストの安さ
重視するなら
堆積式
(堆肥舎)
堆積式(堆肥舎)

ショベルローターなどを運転して切り返しを行い、長時間の堆積で堆肥化する方法

発酵⽇数
(⼀次処理)
30⽇〜90⽇
施設
必要⾯積
大規模
臭気
対策
△ 難しい
適⽤
畜種
酪農・肥育牛
(養豚)
初期投資
費⽤
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