研究開発型・総合エンジニアリング企業として、バイオマスエネルギーの生産や飼料化などを提供しているモリプラント。堆肥化処理施設関連設備の設計・工事・メンテナンスとワンステップで対応しています。ここでは、モリプラントの堆肥プラントの特徴、導入事例、利用者の口コミ評判をご紹介します。
昭和51年創業の研究開発型・総合エンジニアリング企業。食品廃棄物や家畜排泄物などを利用した、バイオマスエネルギーの生産や飼料化などの、コンサルティングから施工後のメンテナンスまで対応しています。
堆肥化処理では、堆肥化処理施設関連設備の整備や脱臭処理、汚水処理、さらには敷料や水分調整材製造などのエンジニアリングなどもおこなっています。
循環型農業システムの構築(耕畜連携)として、小規模から大規模までさまざまな堆肥化処理施設関連設備の設計・工事・メンテナンスとおこなってきました。地域や原料の種類・性状などを考案しながら、適切な施設・設備を提案してくれます。
良質な堆肥を作るための破砕機や供給・搬送設備、送気設備だけでなく、製品として流通させるための粒度選別装置や造粒装置(ペレタイザー)、袋詰装置と、必要なものすべてに対応しています。
ちなみに畜ふんだけでなく、生ごみの処理や剪定枝といった木質系バイオマスの利用設備にも長けています。
まず、施設で発生する臭気成分や濃度、さらには施設敷地内への臭気の拡散状況などを調査し、風向・風速の変化による臭気拡散状態のシミュレーションを実施。それらのデータから、臭気の捕集、臭気ダクトの形状・配置・風速、気液接触率の高い水洗浄塔、必要な土壌脱臭床の面積や土壌高など、細かいところまで設計していきます。
堆肥化施設臭気処理では防臭フードや水・薬液洗浄脱臭、生物脱臭(脱臭資材充填)、ロックウール脱臭などが。畜舎臭気処理では水(薬液)噴霧脱臭などの実績があります。
特に得意としているのが、有機性廃棄物由来の汚水の浄化処理です。多くの処理方式の中から、現場に合った方法を提案。既存施設も活用して設計します。
畜産排水処理では、豚・牛・鶏の性質に合わせた処理方法を採用。オリジナル機械で設備費のコストカットや、自動制御による省力化・省エネ化、脱膣処理を組みこんだシステム。また、オプションとして脱色処理や遠隔監視機能などの便利な機能もあります。
堆肥化を行う方法は、大きく分けて3タイプ。どの発酵方式が適しているかは、何を重視するかで異なります。当サイトでは、各方式の特徴とそれぞれのおすすめメーカーを紹介しているので、ぜひ参考にご覧ください。
モリプラントではロータリー式堆肥撹拌装置・槽兼用ロータリー式堆肥攪拌装置といった「撹拌装置」をはじめ、密閉縦型発酵装置(コンポスト)、原料貯留槽・原料コンベア/混合器など「供給・搬送設備」のほか、「粒度選別機」「造粒装置」「袋詰装置」に至るまで様々な堆肥化関連機器を取り扱っています。一連の堆肥化処理工程を網羅できる設備体制が強みといえるでしょう。
利用者の口コミは見つかりませんでした。
(※2024年8月調査)
これまでモリプラントは大型堆肥センターの新設などに関わってきました。近年では老朽化した施設を、ストックマネジメント事業などを通じ整備する機会が多く見られるようになってきました。
ストックマネジメントとは、将来的な施設の機能低下を見据え、その寿命を伸ばすためにさまざまな対策を予めほどこし、機能を効率的に保全し続けて結果としてコスト低減を目指す取り組みです。
施設の中には外側からは確認できない劣化が進んでいるケースも少なくありません。モリプラントでは過去の実績を活かし、劣化の状態を予測し、確実な整備を行っています。
モリプラントでは堆肥化処理施設と、その関連設備の設計・制作・工事・メンテナンスを実施しています。
家畜の糞が過剰に発生する畜産地域では、優れた堆肥の製造だけでなく、造粒(ペレット加工)による付加価値の向上と広域流通の促進も図られています。
そして、各地域の特性や畜糞の種類や性質を考慮しながら、それぞれに適した施設や設備の提案を行っています。
また、畜糞だけでなく、生ごみの処理や剪定枝といった木質系バイオマスの利用設備へも実績を積んでいます。
肥料の乾燥に適したロータリー式の乾燥装置です。
※2024年8月調査
堆肥化を行う方法は、撹拌に機械を使う方法(密閉・開放)、堆肥舎で堆積する方法の2種類、3タイプ。
どの方法が適しているかは、何を重視するかで異なります。
断熱密閉された円形の発酵槽を使用し、全自動で撹拌作業を行い、堆肥化させる方式
発酵⽇数 (⼀次処理) |
10⽇〜16⽇ |
---|---|
施設 必要⾯積 |
⼩規模 |
臭気 対策 |
◎ 容易 |
適⽤ 畜種 |
養豚・養鶏 (酪農) |
初期投資 費⽤ |
⼤ |
材料を定期的に機械で撹拌し、少しずつ移動させながら堆肥化させる方式
発酵⽇数 (⼀次処理) |
30⽇〜60⽇ |
---|---|
施設 必要⾯積 |
中規模 |
臭気 対策 |
△ 難しい |
適⽤ 畜種 |
養豚・養鶏 (酪農・肥育牛) |
初期投資 費⽤ |
⼤ |
ショベルローターなどを運転して切り返しを行い、長時間の堆積で堆肥化する方法
発酵⽇数 (⼀次処理) |
30⽇〜90⽇ |
---|---|
施設 必要⾯積 |
大規模 |
臭気 対策 |
△ 難しい |
適⽤ 畜種 |
酪農・肥育牛 (養豚) |
初期投資 費⽤ |
少 |
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