1941年創業、コンポストプラントや木質系原料を炭化する炭化炉などの製造販売を行なう関西産業株式会社について、企業や事業の特徴を調べています。
関西産業株式会社は、バイオマス利活用プラントの企画・開発・設計・販売を手がける会社です。
創業者である兒島正廣氏が掲げる「大地から取れた物を大地に返す」「自然の摂理を前提に技術革新を行う」という理念の通り、世界に先駆けて生み出された籾殻炭化装置技術・籾殻省エネ技術・琵琶湖の水草刈取技術など、独自の特許製品によるバイオマス全般の技術革新に取り組み続けています。
関西産業株式会社が製造・販売する籾殻粉砕・堆肥化プラントは、粉砕した籾殻を畜糞尿や生ゴミを堆肥化する際の水分調整剤や畜舎の敷料として利用します。
粉砕機には、ヌカ状の細粒に籾殻を圧縮粉砕するダブルスクリュータイプの「ダブルプレス」、よりふっくらしたヌカ状に籾殻を粉砕するシングルタイプの「ふっくらハスク」があり、さらに籾殻を1/10に圧縮し固形化する「ファイアーハスクマシーン」、生籾の粉砕に特化した飼料用米粉砕機・籾殻膨軟化装置「プレスパンダー」など、様々なラインナップが用意されています。
作り出される膨潤もみがらは吸水性が良く、また高圧力・高温処理によって無菌に近い状態となっており、堆肥原料・家畜敷料・水分調整剤・粗飼料・きのこの培地などに利用することができます。
関西産業株式会社では、籾殻粉砕・堆肥化プラント以外にも多原料対応型の高水分乾燥機や、炭のパワーを活かした炭化プラントなども提供。
2017年にはアジア拠点としてカンボジア・プノンペンに支店をオープンするなど、技術力を武器に世界へ展開しています。
堆肥化を行う方法は、大きく分けて3タイプ。どの発酵方式が適しているかは、何を重視するかで異なります。当サイトでは、各方式の特徴とそれぞれのおすすめメーカーを紹介しているので、ぜひ参考にご覧ください。
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バイオ炭生産プラント(自動籾殻炭化装置)
野焼きやパッチ方式での炭化と異なり、黒煙・タール・煙臭がでない連続固定床炭化方式でバイオ炭(籾殻くん炭)を生産できる自動籾殻炭化装置です。 バイオ炭の生産を行いながら、熱エネルギーを多目的(温風・温湯・蒸気ボイラー等)に活用することも可能です。
カンボジアのタケオ州に自動連続式籾殻炭化装置を導入しています。日本が培ってきた農業のために土地改良を行う文化を海外でも理解してもらえるよう取り組んでいる事例です。生産されたバイオ炭を関西産業が買い取ることも可能です。
堆肥化を行う方法は、撹拌に機械を使う方法(密閉・開放)、堆肥舎で堆積する方法の2種類、3タイプ。
どの方法が適しているかは、何を重視するかで異なります。
断熱密閉された円形の発酵槽を使用し、全自動で撹拌作業を行い、堆肥化させる方式
発酵⽇数 (⼀次処理) |
10⽇〜16⽇ |
---|---|
施設 必要⾯積 |
⼩規模 |
臭気 対策 |
◎ 容易 |
適⽤ 畜種 |
養豚・養鶏 (酪農) |
初期投資 費⽤ |
⼤ |
材料を定期的に機械で撹拌し、少しずつ移動させながら堆肥化させる方式
発酵⽇数 (⼀次処理) |
30⽇〜60⽇ |
---|---|
施設 必要⾯積 |
中規模 |
臭気 対策 |
△ 難しい |
適⽤ 畜種 |
養豚・養鶏 (酪農・肥育牛) |
初期投資 費⽤ |
⼤ |
ショベルローターなどを運転して切り返しを行い、長時間の堆積で堆肥化する方法
発酵⽇数 (⼀次処理) |
30⽇〜90⽇ |
---|---|
施設 必要⾯積 |
大規模 |
臭気 対策 |
△ 難しい |
適⽤ 畜種 |
酪農・肥育牛 (養豚) |
初期投資 費⽤ |
少 |
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